こんにちは。
へべれけです。
前回、バーチャル事務所を手に入れ、サブの電話番号も手に入れ、
もうやる気満々でビジネスするぞ‼
という状況ではないでしょうか。
ただ、今までの準備は、
メーカーの会社組織で見ると、「人事」「営業」「調達」「経理」「法務」の組織が基本的にあります。
※もっと複雑にありますが、最低限での説明です。
副業における「人事」「営業」に必要な下準備を書いた記事はこちら→
サラリーマン副業にこそバーチャルオフィスと事業用電話番号が必要な理由を解説。Amazonや楽天での販売を考えている方は特…
「人事」「営業」のインフラ面の基礎が出来た段階です。
「一番重要になってくるのが経理」
それはなぜか。
個人事業主は、所得税免除、消費税免除、補助金、助成金、資金調達の為の融資等
経理面をみられることは圧倒的に多くなってきます。
まぁ大事なのは分かるけど、やりながら必要だったらやればいいよね
ふっ。それは甘いね。
経理こそ一番初めにしっかり整えていくのがいいのさ。
(誰だろうこの人)
えっ、でもまだビジネス始まってないんだから、
お金の払いが発生したらでいいでしょ
いいや。海外との取引は、
自分がコントロールできない面も多いし
早めにやっとくことに越したことはないね。
途中で、お財布を分けると二度手間になるし、
経費の見落としをして損することもあるしね。
(ほんと誰だろう、教えてくれそうだし聞いておこう)
そうはいっても何からやっていいかわからないな。
海外との取引といってもイメージつかないし。
海外との取引については、また別の機会に話すね。
今日はまず、海外との取引をする上での土台をつくろう。
①海外送金するのにおススメな銀行は。
そもそも「海外送金」って何?
文字通り、海外送金とは日本の銀行から海外の銀行にお金を送金することを言います。
海外送金の種類とは?
①銀行送金 ⇛おススメは楽天銀行です。
⇛
1.個人事業主口座の開設ができる。
2.屋号+氏名での海外送金ができる。
ビジネスカードを使えば、楽天個人事業主口座内で全て完結し、確定申告が大幅に楽に。
(さらにFREEE会計等と連動すればさらに楽に。詳細はススメ⑤を!!)
確定申告対策。個人事業主として副業スタートさせた方はきちんと個人の収支と事業収入を分ける必要があります。個人事業主クレジ…
3.他行と比べて送金手数料が安い。
金利何てって思っている方多くないでしょうか??
海外送金の手数料は高いと1万円平気で超えてくる場合もあります!
※海外送金は圧倒的に「オンライン上での海外送金」をお勧めしています。
近年、マネロン対策が年々厳しくなっている為、
窓口登録の場合、通帳口座の資金の移動や、送金目的の詳細の審査が発生する場合があるので、オンライン送金と比較して時間がかかります。
(これは個人的な意見ですが、海外送金・貿易の事を全くわかってない人が窓口に多いイメージなので、窓口はかなり並びます・・・)
②海外送金サービス(TransferWiseやWorldremit)
⇛TransferWiseは為替の換算率が最もよく、手数料と総合的に判断すると最も安く海外送金ができる場合が多いです。
(送金限度有り)
今回はビジネス目的の送金の為、法人登記前は「屋号+氏名」で送金できる「楽天銀行」をお勧めしております。
③新興海外送金サービス(Pay Pal)
⇛送金手数料は現時点(2020年5月18日現在)安いのではないでしょうか。
但し、送金者+受け取り者側もアカウントを作成して受け取る必要がある為、企業相手の場合はなかなか難しいです。
(ベンチャー企業や、ネットショップ限定のメーカー等には使える場合があるので、問合せしてみるのも有りかと思います。)
以上。大きく分けて3つとなります。
②楽天銀行が他行と比較しておススメな理由 とにかく手数料が安い‼
以下の画像が楽天銀行で送金した場合の手数料です。
比較すると圧倒的に「楽天銀行」が安いです。
※但し、一回の送金限度額が決まっているので一回で送る場合は、銀行窓口に行くか、取引条件を取引先に交渉しましょう。
海外送金手数料 | 海外中継銀行手数料 | 送金限度額 | |
楽天銀行 | 750円 | 1,000円 | 100万円/回 |
三菱UFJ銀行 オンライン | 3,000円 | 送金後 | 100万円/回 |
三菱UFJ銀行 窓口 | 7,500円 | 送金後 | – |
手数料が安いのはどのサイトでも見るけどほんとに楽天銀行は安いの??
下記、実際に三菱UFJ銀行で海外送金した際にもらえる「外国送金・本支店間外貨送金計算書」です。
※なかなか見ることはないのでしょうか。
手数料については、
三菱UFJ銀行の場合、オンライン手数料の3,000円
(中継銀行手数料はこの時かかりませんでした。)
一方、楽天銀行は 送金手数料750円+海外中継銀行手数料1,000円=1,750円
楽天銀行の方が手数料が安くすみます!!
(この日、楽天銀行の送金限度額が超えていた為、三菱で送金していました。
着金日から製作が始まるメーカーが多いので予備として登録しています。)
ひっかかったね。
実はこの2つの画像は別の日の送金日付で計算されているのさ。
ここまで言えばもうわかるよね??
そうなんです。これは、同じ日にちに楽天銀行で送金すれば楽天銀行の方が安くなっていました。
ではなぜか??
以外と見落としがちなのは、為替レートです。これも銀行、送金サービスによって違います。
但し、100万/回の送金限度内の場合は、為替レートを加味しても
「楽天銀行がおススメです!!」
③楽天銀行で海外送金するまでの流れ
楽天銀行がお得と分かったところで、さくさくと送金できる体制まで準備しましょう。
①楽天個人口座開設②楽天個人事業主口座開設③海外送金登録④海外送金予約
最短1か月 最長約1.5か月かかりますので、早めの登録をしましょう。
それでは順を追っていきましょう。
1.楽天個人口座 開設
【期間】約1週間~2週間
【URL】https://www.rakuten-bank.co.jp/account/
2.楽天個人事業主口座 開設
楽天個人口座が無いと、開設できません。
この個人事業主口座の登録で「屋号」+「個人名」の口座開設が出来ます。
【期間】約1週間~2週間
【URL】https://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/account/
【書類】個人口座の登録と異なるのは下記の書類が必要です。
取得はこちらの記事を参照です!
- 個人事業開業届(受付印のあるもの)・・・コピー1部
- 個人事業開始申告書(受付印のあるもの)・・・コピー1部
3.海外送金登録 4.海外送金
海外送金を行う前に実際に、送金を行う業者側の登録をする必要があります。
(これは他行も同じです。)
【期間】2~5営業日
【流れ】
流れについては、楽天銀行海外送金個人事業主用 使い方マニュアルに詳細が乗っているので、参照ください。
(https://www.rakuten-bank.co.jp/smallbusiness/geo/pdf/manual-detail.pdf)
【海外送金する上で取引先にヒアリングすべき5つの事】※ここが重要
①受取人の口座名義・受取人住所
⇒きちんと取引している会社名と一致するか確認しましょう。
(中国との取引説明で、詳しく説明しますが、
基本的にはどの国も貿易ライセンスというものが必要になってきます。
このライセンスが未取得の場合、貿易会社に代行して輸出を行う場合があります。
その場合、輸出する名前の会社でなければ外国からお金を受け取る事が出来ない為、
急に知らない会社の口座名義が出てくる場合があります。
これの何が問題かというと、
⇛簡単に言ってしまうと品質レベルが低い恐れが高いです。
ということになります。
②受取人登録名・受取銀行国
⇛この辺は「BANK DATE」が欲しいと言えばまとめて教えてくれると思います。
③通貨
⇛ここは、事前に取引先と協議しておきましょう。
また、今度「原価計算」について記事を執筆致しますが、
為替の振れ幅によって選ぶ通貨によって仕入額が変わります。
基本的に「円」,「ドル」,の通貨での取引をお勧めします。
(通貨ペアによっては価格変動が激しかったり、
銀行において取り扱いがあまりない通貨は手数料価格が高い場合もあるので、
基本的に「円」か「ドル」で交渉しましょう。)
④口座番号/IBANコード
※IBANコードとは”International Bank Account Number“の略で、
主に欧州・中東諸国で使われる銀行口座の所在国・支店・口座番号を特定するための統一規格のコードなので、
基本的に「BANK DATE」の中にメーカー側が記載してくるのでそこまで気にしなくて良いです。
参考ːリンク 楽天銀行 IBANとは何ですか?
(https://help.rakuten-bank.net/faq/show/9296?category_id=27&site_domain=business)
⑤SWIFTコード
SWIFTコードとは、国際標準化機構によって承認された金融機関識別コードの標準書式(ISO 9362)で、海外へ送金するためのコード(番号)です。
⇛簡単に言うと、銀行ごとに割り当てられたコードで決まっています。
(下記をそのまま入力すれば問題ありません。)
0001 みずほ銀行 MHCBJPJT
0005 三菱UFJ銀行 BOTKJPJT
0009 三井住友銀行 SMBCJPJT
0010 りそな銀行 DIWAJPJT
0033 ジャパンネット銀行 なし
0034 セブン銀行 なし
0035 ソニー銀行 SNYBJPJT
0036 楽天銀行 RAKTJPJT
0038 住信SBIネット銀行 NTSSJPJT
以上を取引メーカーから聞けば、基本的には問題御座いません。
④まとめ
海外送金については、他にも貿易の知識が必要なので、
貿易って何?という方はこちらの記事をぜひ!
インフラの部分については、取引金額が大きくなると、手数料の安さだけでは選べないですし、
・実際お金払ったけど貨物は届くの?
・海外に物を発送したけど支払われるの?
と不安な部分もありますよね、そんな時はL/C(信用状)での取引で銀行に担保してもらう等、
手数料の安さだけフォーカスされて(楽天銀行や送金サービスが)そこだけ乗っているサイトが多いですが、
銀行にはそういった役割もあるということを頭の片隅においといてもらえると嬉しいですね。
ただ、「プチ起業」の人には圧倒的に「楽天銀行」がおススメなのでぜひ登録してみてください。
それでは。