クラファンで売れやすい商品の特徴
①数字で表現できる特徴のある商品
数字表現はわかりやすく人の悩みに直結しやすい為、売れやすくなる傾向があります。
(景表法の規制にて最高表現はできませんが、特徴として最小、最軽量、最大、最高など)
※Makuakeより引用
➁35歳から49歳男性向け商品
③従来にない解決法を提示する商品
Makuake記録歴代1位のHONBIKEさんの場合だと今まであった自転車のチェーンをなくし「チェーンへの衣服の巻き込みによる事故や汚れ」という悩みを「チェーンを使わない動力伝達機構」を使い解決を提示したことで爆発的にヒットしました。
高単価商品の利益が残りやすい理由は広告にあり!
クラウドファンディングは売れやすいといってもMakuakeで会員数209万人(22年6月)と日本の人口の約1.7%しか会員がいません。
日本のEC登録者トップと言われる楽天市場が5,104万人(21年12月)という事を見るとまだまだ一部にしか普及していません。
但し、クラファンでは普通のECではあまり売れない高単価商品ほど売れやすい傾向があります。(成約率が高い)
ECの売上には公式があります。
例えばMakuakeの場合、過去の経験の統計的データでいうと
無広告の事前集客無しで30日公開した場合、
となります。つまり客単価が高い方が売上も最大化されます。
逆にAmazonの主戦場である~4000円位の商品は先ほど申し上げた通りMakuake自体の会員数がそこまで多くない為伸びにくい傾向があります。
クラファンのプロジェクトで確実に100万円以上の売上を狙う場合は
「事前集客が必要になります。」
・ただ単に広告費を掛けて見込み客を獲得する以上にリスクヘッジとしての役割も広告は持つのでこちらは「クラファン攻略編」にて細かく説明致します。
事前集客は下のフローに沿って主に行われます。
集客としてはFacebook広告を使います。
高単価商品の方がより広告に費用が掛けられます!
広告単価は、
インプレッション課金(CPM)1000回表示で〇円
クリック課金(CPC)1クリックで〇円
固定費なので販売金額が高いほど広告費の原価に占める割合は減ります。
=利益が残りやすい
Facebook広告は掲載するジャンルで広告単価が大きく異なるのであくまで
過去の経験での目安となりますが、Makuakeで60人以上からの購入を狙う場合は広告を掛ける必要があり、Makuake以外から獲得するお客さんにいくら広告費を掛かるのか?という考えが下のフロー図です。
クラウドファンディングは広告費に掛けるお客さんの獲得単価の効率が実はよいんです。
それは先ほど説明した「高くても新しいものを買いたい!」という人に向けた商品だからです。
それでも、アーリーアダプター層のお客さんを1人獲得するのに最低でも1500円位必要なケースが多いので、
この比較を見てもわかるように限られたPV数の中では価格が高い方が売り上げも利益も高くなることがわかります。
(低単価製品で何千万売れているものもありますし、成約率が3-4%叩きだしてくる商品もあるので、あくまで過去の実績を元にした目安です。)
炎上トラブルや法規制品には注意しましょう!
-1.海外のクラウドファンディング商品の
「不良リスク」や「未配送トラブル」メーカは避けましょう!
海外クラファン商品は、製品の不良リスクや配送されないことによるトラブルが多いのでコメントをきちんと読みトラブルが起きていないか確認しましょう。
(プロジェクト実施中の場合で、クラファン初挑戦のメーカーの場合はリスクが高いので手を出さないようにしましょう。)
-2.中国に同一の商品が沢山あるものは避けましょう!
中国での似た製品は特に注意しましょう。(原産国中国のものは特に注意)
Makuakeでは特にAlibabaや1688.comを始めとした中国のECで同一のものが沢山掲載されている商品の掲載は審査でNGとなります。
似た製品がある=新規性がない製品と最近は取られるケースが多いので事前に確認しましょう。
確認方法として手軽なのは「Aliprice」のGoogle拡張機能で画像検索しましょう。
https://chrome.google.com/webstore/detail/aliprice-search-by-image/aadbahhifnekkkcbapdfandpimaoacmj?hl=ja
上記拡張機能をPCに入れると、
ブラウザ表示する画像の左上に「虫眼鏡マーク」が表示されるようになるので、契約したい商品の写真を画像で検索するだけです。
今回はkickstarterに出していた会社自体が中国の会社だったので、アリババの中国メーカーページが出てきました。
今回の場合は同一商品がいくつものメーカーで出ているわけではないので日本における独占販売契約の審査も問題ありません。
例えばこちらの商品の場合
写真まで全く同じ商品がいくつか出てきます。
この場合どこの会社が開発したものなのかはわからないですが、
Makuakeの場合「新規性」の部分で既に市場に流出しているものとして捉えられるケースが多いです。
※コンセプト次第で新規性が認められるケースもあったり、
大元のメーカーが特許を持っていて勝手に掲載されているだけのケースもあるので一概にNGとは言えないですが初心者の方は判別が難しいと思うので手を出さない方が良いと思います。
-3 法規制品の分野に注意しましょう!
《輸入に際し試験が必要な物》
・食品衛生法「器具」・・口に触れるもの/乳幼児向け製品
例)お皿、コップ、箸、タンブラー、知育玩具(つみき)など
判断に迷う時はミプロのHPを見てみましょう
https://www.mipro.or.jp/Document/#d1
・PSE認証製品(電気用品安全法)・・電気を通して使用するもの全般
例)コンセントにさして稼働する製品(USBはOK)、モバイルバッテリー、LEDライト
対象かわからない場合は、経済産業省へ問合せが必要
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/subject.html
・日本電波法認証取得製品・・・Wifi接続のあるもの
※メーカーが技適マークを取得している場合はOK
その他、化粧品、薬関連、生き物、お酒、食品これらのジャンルは避けるようにしましょう!
《どうしても判断に迷う場合》
①「ミプロ(https://www.mipro.or.jp/)で検索」・・「輸入促進機関」として設立された公益法人なので情報が正確です。
➁「最寄りの税関(https://www.customs.go.jp/kyotsu/map/index.htm)に問合せ」
これは「販売単価」の設定を自由に設定できるクラファンではナンセンスではありますが、海外のクラファンから商品を探して日本のクラファンに掲載するケースが多いと思うので、
「海外のクラファンで〇〇円売れたら日本では△△円位売れるポテンシャルがある」というのを過去の経験値で書いて行きたいと思います。
《海外クラファンと比較する際の不確定要素》
①広告のプロモーションをしているプロジェクトしてないプロジェクト
➁日本で事前集客するのか
③文化の違いによって反応が変わるプロジェクト
(台湾:茶器、花札、アメリカ:バーベキュー関連等)
不確定要素があまりに多くはありますが、
あくまでリサーチするときの目安として捉えて下さい。
アメリカのクラウドファンディング
アメリカの購入型2020年FUNDLYの調査だと55億USD=約5600億円と日本の約10倍です。
プロジェクトもイメージ大体5-10分の1売れる位の目安です。
KICKSTARTERで400万売れたのが
日本では約320万円の売上と約10分の1となりました。
台湾のクラウドファンディング
2021年度の購入型で約2000件で124億円
1件当たり約620万円
台湾は日本の約3分の1の市場規模しかありませんが、「返品OK」「キャンセルOK」と世界的に見ても「購入者有利なプラットフォーム」になっていることから支援が集まりやすくなっています。
日本より伸びるプロジェクトはものすごく伸びるので、支援額が高ければ高いほど日本の売上とギャップが生まれやすいです。
イメージ感日本だと半分-3分の1位の支援金額に収まる事が多いです。
韓国のクラウドファンディング
2019年度で310億円(3100億ウォン)の規模で日本の約半分と捉えていいと思います。
韓国で100万円集めているプロジェクトは200万円位集めれる可能性が高いです。
売上ボリュームのイメージ
・初挑戦の方は
kickstarter、INDIGOGOで300-1000万円位
FlyingV,Zeczecで200-400万円位
Wadizで50-200万円位
集まっているプロジェクトから優先的に連絡すると、
競合も少なくておススメです!
百聞は一見にしかず 実際に売れているプロジェクトを見てみましょう!
実際に売れているプロジェクトを見ると分かりやすいと思います!
見るプラットフォームは「Makuake」と「GREENFUNDING」だけでOKです!
イメージ感だけ伝えると「Makuake」より男性に特化したジャンルが得意なのが「GREENFUNDING」です。
例えばイヤホンやレーザー加工機、ホームシアター、時計、キーボード、車載用品、スマート眼鏡、嗜好品関連などは得意な上、Makuakeと違いGREENFUNDINGは自社にデザイナーさんがいて反応率を見ながらキービジュアル画像を差し替えてたりするのでMakuakeより「反応率の良い売れるキービジュアル画像」が多いのが特徴です。
・どんな写真が男性に惹かれるのか?
・どんな悩みの解決やどのように充足感を与えているのか?
に注目して眺めているとトレンドが見えてくると思います。
Makuaekの売れているプロジェクトの見方
※GREENFINDUNGも同じです。
17,000件ほど全部であるので、例えば1000万円位の支援額集めているものを見たい時は「URLのページ数を操作して飛びましょう」
成功を量産しているメーカーのLINEへ潜入して動線を学びましょう!
気になるプロジェクトが明日らプロジェクトページを開きます。
プロジェクトページを開くと「実行者の最新投稿」の下に「会社名」があるのでクリックすると過去そこの会社が行ったプロジェクトが全て見れます。(PC版のみ)
実施プロジェクト一覧を見ると過去のプロジェクトが見えます。
初回の起案の時は1つのプロジェクトしかできない為、
プロジェクトごとにアカウントを変えている人もたまにいるので絶対ではないのですがほとんどの実行プロジェクトが見れます。
売上を上げているプロジェクトそうでないプロジェクトが同じ実行者でもあるので、どんな時に売れているのかを眺めるとポイントがわかるようになってきます。(この辺りは攻略編で解説します)
基本的にクラファンはFacebook広告→LINE→プロジェクト実行という手順で進んでいくので、気になる実行者がいたらLINEに登録していてどういうメール配信を送っているのかなど研究すると訴求ポイントがわかりやすいです。
Facebook広告ライブラリで実行者のFacebookアカウントを探しましょう!
Facebook広告ライブラリは、Facebookのアプリやサービスに掲載される広告を、検索・閲覧することができます。
Facebook広告ライブラリはこちらをクリック
広告を公開していないと検索に引っ掛からなかったり会社名=Facebookのアカウント名ではないので、会社名やブランド名などで検索してみてください。
検索後
↓
Learn Moreのボタンを押すと広告で設定しているリンク先に飛びます(大体クラファンのプロジェクトページまたは集客用のティザーページ)
↓
ティザーページの場合、LINE登録ボタンがあるので登録しておけばOKです。
※「Makuake」や「GREENFUNDING」で検索すると今現在公開されている広告が見れます。
レビュー特典 プロジェクト収録リスト
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「Makuake」「GREENFUNDING」「CAMPFIRE系列」の2022年6月23日まで実施されているプロジェクトの全リストを特典としてプレゼントしています!
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(追加して欲しい内容や不足点あれば併せて頂ければ更新していきたいと思います!)
実際にクラファンに私が挑戦した事例で「海外メーカーの契約からの流れのイメージ」を付けていきましょう!